善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為し、以て敵の勝つ可きを待つ
名将は、まず負けない態勢を整えたうえで、必勝の好機を待つ。
- 負けない態勢を整え待機し、必勝のチャンスがある時こそ攻めろ。
能く勝つ可からざるを為すも、敵をして必ず勝つ可からしむること能わず。故に勝ちは知る可くして為す可からず
負けない態勢は作れても、勝てる態勢を敵に作らせることは難しい。故に、計画の立案はしても、無理をして戦いを始めてはならない。
- とにかくチャンスを待つことが重要である。
善く守る者は九地の下に蔵れ、善く攻むる者は九天の上に動く
守り上手は、地中に隠れるように潜み、攻め上手は、空を駆け巡るように攻める。
- 守るときは隠蔽に徹し、攻めるときは迅速な機動に徹しろ。
戦い勝ちて、天下、善なりと曰うは、善の善なるものに非ざるなり
世界から良くないと批判される戦い方は、優れた戦術、戦略とは言えない。